会社のまわりの草を全て刈ってしまったせいか、
一つだけ咲いている、
花に毛虫がごっそりついていた。
毛虫が嫌いなんだけれど、
何度も見てしまう。
怖いもの見たさって言うのもあるんだけど、
それ以上に、
綺麗な花に嫌いな毛虫がついているっていう、
相反するもの同士が、
そこにあるっていうことに、
なにか感動を覚えてしまって、
いつも目が離せなくなる。
毛虫はその花を食べつくして、
黄色の花の影は消えていたけど、
それでも、毛虫がそこにいるのは、
他に行く場所がないから。
昔、そういう本があったけど、
題名を忘れちゃった。
チーズとねずみの話の本。
結構流行ったんだけど・・・
さっき見たら、
すこしだけ、毛虫が減ってた。
新たな花を探しに行ったのかと思うと、
なんだか少しだけ、
勇気もらえるよね。
PR